画像はイメージ像です。
ソフトテニスでは、サーブを上から打つオーバーハンドサーブと、下から打つアンダーサーブがあります。
オーバーハンドサーブが主流のために、アンダーサーブを打つ時は、相手にサインを出して、『今から下から打ちますよ』とします。
それは、必要なことでしょうか?
サインを出す必要は無い
アンダーサーブを打つ前に、サインを出して、相手に準備をさせる選手が多くいますが、それは必要はありません。
オーバーハンドサーブの時に、コースを相手に教えたり、ツイストを今から打ちますよと教えて、打つ選手はいないでしょう。
相手に、コースを悟られない、打つ球種を悟られないというのは、立派な技術です。
アンダーサーブは、打つ前にモーションがあります。
それで、打たれる側が、気づいて対処しなければいけません。
それは、ツイストを打たれたら、『ツイストだ!』と気づき対処するのと同じです。
不意をつくのは立派な技術で、トップ選手も、奇襲の1つとして、使ったりするシーンはあります。
2018年アジア競技大会予選会シングルス決勝で、
船水選手VS上松選手の試合でもしています。
サインを出さないのは卑怯ではない
サインを出さないのは卑怯ではないか、スポーツマンシップに反するという意見もありますが、ソフトテニスにおいては、間違いなくそれは違います。
ラリー中に相手がバランスを崩して、次への反応が悪くなっている時に、わざわざ待たないですし、相手のミスを誘うプレイをするのが、ソフトテニスです。
クイックサーブもその技術の1つで、相手の待つタイミングを外す技術です。
それは、難しい技術でもあります。
そもそも、オーバーハンドサーブのフリをして、アンダーサーブを打つというのも、難しい技術なので、成功する率は低いのですから、入った時だけ、批判するのは違います。
まれに、硬式テニスでそのようなシーンがあり、ブーイングを受ける選手もいますが、それはプロスポーツで、観客はお金を払って観戦しているので、1ポイントでもプロのボールをみたいから、ブーイングを浴びられることもあります。
サインを出すメリット
サインを出さない方が、奇襲攻撃として、成功したなら、1ポイントを取る可能性というのは上がると思います。
しかし、サインを出すメリットもあるのも事実です。
それは、集中できるということです。
カットサーブは、コントロールが難しい技術なので、自分のタイミングでサーブを打った方が、集中できます。
そこに1つ、奇襲をするぞという気持ちが入ると、なかなかコントロールするのは難しいです。
知らせないと集中出来ないのであれば、知らせる。
奇襲も1つの技術と思う。
そういった、柔軟な発想をもつことは、ソフトテニスの幅を広げることにもなりますよ。
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