画像はイメージ像です。
フィジカルというのは、体力ともいえます。
フィジカルトレーニングというと、筋トレのイメージがある人が多いと思いますが、ソフトテニスにおいて、フィジカルというのは、下半身の強さと言い表してもおかしくないほどです。
フィジカル=筋肉とはいえない
体力というのは、筋肉量ではありません。
筋肉量も1つではありますが、それだけと思ってはいけません。
体力というのには、大きく分けて、筋肉量、筋持久力、瞬発力、回復力、柔軟性などをいいます。
パワー、スタミナ、スピード、リカバリー、ストレッチと表せます。
ソフトテニスは、単純な動きや、競技時間が1分を下回るような、短時間種目ではありません。
そのため、全部の要素が必要になります。
下半身の力
パワー、スタミナ、スピード、リカバリー、ストレッチを鍛えようとすると、下半身の力が多くイメージできると思います。
上半身の力を増やしても、パワーは付きやすいイメージがあると思いますが、スタミナや、スピード、リカバリーといったのは、あまり付きにくいイメージが湧くでしょう。
その通りで、ほとんどが、ソフトテニスに求められる体力は、下半身といえます。
下半身が強くなると、パフォーマンスの向上に直結しやすいのです。
どんなトレーニングも有効
ソフトテニスは、パワー、スタミナ、スピード、リカバリー、ストレッチ、といった全部が必要ですが、パワーはパワーで様々なパワーがあり、スタミナにも、スピードにもリカバリーにも、ストレッチにも色んなものがあります。
例えば、パワーであれば、ボールを強く打つ一瞬に込めるパワーもあれば、出来るだけ粘って打つようなパワーもあります。
スタミナにも、振り回されるスタミナや、打ち続けるスタミナは違いますし、スピードも、1歩目のスピードと、トップスピードでも違います。
リカバリーも、呼吸なのか、筋力なのか、違います。
ストレッチも、身体の部位によって違います。
細分化すると、フィジカルというのは、めちゃくちゃな数があります。
その為、どんなトレーニングが有効かというと、下半身を多く使う動きというのは、どんなトレーニングでも有効なのです。
これだけをしておけば完璧だ、というのはないのです。
単間接よりも多関節
しかし、何をすればいいか分からない、出来るだけ効果的にトレーニングする目安がほしい、というのであれば、できるだけ、関節の動きが多いものがいいでしょう。
関節が多く動けば動くほど、筋肉の収縮部位というのは多くなり、それだけ、様々な筋肉が鍛えられやすいです。
そして、ダイナミックに大きく動かすことで、ストレッチが効き、連動性も上がります。
股関節が大きく動くトレーニングというのは、関節を多く動かしやすく、効果的になりやすいです。
スクワットでいうならば、ジャンプスクワットの方が、トレーニング効果は強くなります。
求めるものは自分に問いただそう
フィジカルで求めるものは選手一人一人違います。
速く動ける選手でも、しっかり止まれない選手がいたり、逆に、しっかりと止まれるが、動きが鈍い選手がいたりします。
自分の出来ていること、出来ていないことを考えて、出来ていないことを、どうゆうトレーニングをするのが有効なのか、問いただすことは大事です。
出来ていることをするのは、楽しくできます。
しかし、出来ていないことをするのは、あまり楽しいものではありません。
だからこそ、自分自身が自覚して、必要なことだと認識することで、トレーニングはどんどん効果的になります。
自分に必要なものを考えて、トレーニングすることで、周りの選手に差をつけることが、試合での勝利につながります。
練習すらフィジカルトレーニング
ソフトテニスの練習自体も、フィジカルトレーニングになっています。
練習も、自分の中で考えたり、意識して練習している選手と、何も考えていなかったり、意識が低い選手とでは、差はついていきます。
練習でも、キツイときこそ頑張れる選手は、強くなります。
身体は、キツイときに頑張った分、強くなろうとします。
自分の身体とも向き合い、怪我にだけは気をつけて、フィジカルを鍛えましょう。
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