画像はイメージ像です。
ボレーをする時は、『バシッ!』と強く弾きたかったり、速いボレーを打ちたいと思い、腕に力を込めようとすると思います。
しかし、腕力よりも、簡単に強い力をボールにぶつけることができます。
それが、体重を使うことです。
腕力よりも体重
腕力よりも体重は強い力を生み出します。
例えば、何かミットのようなものを持ってもらって、思いっきりパンチを打ってみましょう。
次に、同じようにミットを持ってもらい、思いっきり体当たりしてみましょう。
絶対に、パンチよりも、体当たりした方が衝撃が強いはずです。
他にも、逆立ちして、腕立て伏せをした場合、ほとんどの人が数回程度しか出来ないと思います。
むしろ、1回も出来ない人も多いと思います。
それだけ、腕力よりも、体重というものは強い力を生み出します。
ボレーに必要な力
個人差はありますが、ソフトテニスのストロークの初速は秒速で45m、時速で160km程度とデータで出ています。
速い選手、遅い選手はいますので、これよりも速い速度を打つ選手はもちろんいます。
相手が打つ時には、秒速で35m程度には失速しているでしょう。
なので、ボレーをする時には、秒速で40m程のスピードでネットの上を通りすぎると仮定しましょう。
そして、ソフトテニスのボールの重さは30g程度です。
それをドライブ量とか、風速とか抜きにして、簡易的に計算してみましょう。
ボールに残っている力は、質量×速度=になるので、
30g×40m=1200
およそ1.2kg程度
すると、ボレーをする時は瞬間的に1.2kg程度の力がラケットに当たります。
これよりも重いものに当たると、進行方向よりも進んできた方向にボールは弾かれます。
体重は、1.2kgよりも重いです。
ボールに当たり、人が吹き飛んだということはきいたことがありません。
身体の前でラケットを持っていたなら、ラケットの面に真っ直ぐ当たれば、ボールは前に飛ぶのです。
腕を振るとタイミングがズレやすい
ラケットを前に持ち、身体をボールにそのままぶつけに行く場合、ボールの軌道線に身体を持っていけば、ボールがくるタイミングが早かれ遅かれ当たります。
しかし、腕を振るようにラケットを振れば、ボールは動いていて、ラケットも動いているので、ベストなポイントで打つのが少しでもズレれば、上手くボールにラケットが当たりません。
そうすると、ラケットの面が外を向いていたり、内側を向きすぎていたりして、アウトしてしまったり、ラケットにすら当たらないということもありえます。
体重優先、調整の腕力
ボレーは、ボールの軌道線に自分の身体を運んで、体重をぶつけにいくことが、強くミスないボレーをするコツです。
だから基本的に、構えている面をそのままぶつけに行く形になるので、基本的には縦面という形になります。
しかし、相手も厳しいコースに打ったりして、届かないところに打とうとします。
その足りない距離を調整したりするのに腕力を使う形になります。
先に腕力で解決するのではなく、まずは体重を使いましょう。
太ればいい訳では無い
体重を使うといいますが、太ればいい訳では無いです。
体重も、ただの重さなら意味がありません。
あくまで、体重を使うことが大事で、使えない体重は、ただ動きを鈍くさせます。
鈍い動きは、体重移動が上手く出来ないことです。
体重を使うというのは、体重移動が上手くでき、身体を上手に使うということです。
腕を使うことよりも、体重をどう使うかが、ボレーのレベルアップに繋がります。
コメント