まず最初に、実は反射神経という神経は存在しないのですが、どれだけ速く反応できるか、という意味あいで使われることが多いので、今回は厳密な意味合いではなく、わかりやすい表現で解説していくので、
反射神経=反応速度
という意味合いで、反射神経と使っていきます。
ソフトテニスで反射神経はとても大事です。
前衛なら、とっさに反応してボールを決めにいけたり、後衛なら、ボールを追いかけるのに少しでも速くボールの打点に入る、そのためにも、反射神経は大事です。
画像はイメージ像です。
反応は良くなる
反応の速さというのは、生まれつきのものではなく、トレーニングしたりすると確実に良くなるものです。
反応の速さには2種類あり、自分で意識的に動く反応と、無意識に動く反射です。
意識的に同じことをしていくことで、身体が慣れていきます。
そうすると、意識的にしなくてはいけないことが、どんどんスムーズになっていき、癖づいていきます。
そうなっていくと、身体は考える時間がすごく短くなり、一瞬の判断で反応して適切な動きをしてくれます。
反射は良くなる
反応ともうひとつの反射があります。
これも実は生まれつきのものではなく、トレーニングとバランス感覚を鍛えることによって、速くなります。
反応は、一瞬の判断という思考回路がなく、ほんとにとっさに起きる現象です。
そのために、普段やっていることが出やすくあります。
反応のトレーニングを続けることで、反射も良くなりますが、バランス感覚が悪いと、反射は鈍く、とっさに身体は動きません。
反射神経を良くするというのは、反応を良くするトレーニングとバランス感覚を鍛えることで、良くなっていくのです。
体幹を鍛えてる時に、バランスを鍛えてる意識を持つ。
ソフトテニスで体幹を鍛える大きな理由は、筋力を鍛えるというよりも、パフォーマンスを上げるために鍛えているのです。
その為、パワーだけを鍛えてる意識でいると、バランス感覚は鍛えれないので、使える身体にはなりません。
スタビライゼーションのポーズなどで、筋力を鍛えるという意識でいると、力で動きを止めようとしますが、この時に、どれだけ力を使わないでブレないようキープするかということが、大事になってきます。
それは、力で身体を止めるということは、身体は力んだ状態になるからです。
それではとっさに、身体も動くことはできません。
仮に力が上手く抜けててもバランスが崩れてる場合、目がブレるのでボレーなどはチップしたりガチャったりしてしまうのです。
だからこそ、バランス感覚が悪いと、反射神経が悪いことになるのです。
バランスをとることに力を使ってしまっては、ボールを打つことに力を使い切ることが出来ませんので、カウンターでボールを打つこともできません。
体幹を鍛えるということは、色んな体勢で、バランスをとる場所を身体に覚えさせること、ということでもあるのです。
反射神経は生まれつきではありません、バランス感覚を鍛え、とっさに動ける身体を手に入れましょう。
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