『強気で振ろう!』
『ここ1本強気で!』
『強気で勝負しよう!』
よく試合で使われる『強気』という言葉。
これは学生にすごく多いことですが、コーチや、顧問、仲間達が、試合中に声掛けてくれる言葉ですが、『強気で』と言われて、特にレシーブでは、速い球を打つことだけになっていませんか?
『強気』とはそういう意味もありますが、そうゆうことではないのです。
では、『強気』とはどうゆうことかのでしょうか、見ていきましょう。↓↓↓
コースを狙う

『強気』というのには、コースを厳しく狙うという意味もあります。
速い球を打たなくても、攻めれます。
サイドに絞ったり、前衛に触られるかもしれませんが、ミドルを狙ったり、それはかなり『強気』と言えるでしょう。
深く打つことともそうですが、1本で決めるのが、『強気』ではありません。
ラリーになったとしても、前衛が決めてくれる、後衛はぜったいミスしない、そんな気持ちを持って点を取りにいくことも『強気』です。
狙いを変えない

いざボールを打とうとする時に、決めているコースがあるのにも関わらず、前衛が気になったり、フォローされるのではないか、と思って迷ってしまったりしてはいけません。
それは『強気』とはいえません。
逆に『弱気』と言えるでしょう。
必ず空いているコースに打つことだけが、点数になる訳ではありません、ましてや、迷って打ったボールは打点を落として、呼び込みすぎた状態で打つことになります。
それでは、相手にとって怖いボールにはなりませんし、タイミングを取りやすいよう、時間を与えることになります。
それよりも、コースが悪くても、決めたコースを振り抜いたボールの方が、前衛が触ってミスするかも知れませんし、相手後衛も反応が遅れるかもしれません。
打つボールを迷わない。
そのボールには気持ちがこもっています。
速い球でなくても、『強気』で打ったボールは、速い球で、『弱気』のボールよりも強いボールがいきます。
ツイストを打つことが、『弱気』という人もいるかもですが、それまでの試合の流れや、相手の状態などを考えた、ツイストは完全に『強気』といえる選択の1つです。
負けるものかという気持ち

試合でリードしてても、『弱気』になる人は多いです。
そして、リードされてると、なお『弱気』になる人はもっと多いです。
しかし、リードしてる場合、必ずこっちが有利なのです。
そんな時に、謎の『弱気』に駆られてしまうと、相手としては、プレッシャーを感じなくなり、逆転できるなと思われてしまい、怖くなくなります。
リードしてるなら、自分たちの方が優勢だからという、強い気持ちをもって試合を進めることが、『強気』です。
仮に、負けている場面でも、「勝てないな」なんて気持ちがよぎった場合は、簡単に負けてしまいます。
しかし、そんな場面でも、「負けるものか」という気持ちで打っているボールは、逆転されるかもという、気持ちにさせられ、相手にプレッシャーを与えることができます。
そのボールは『強気』で打っているボールです。
テニス競技全般、メンタルスポーツの要素がすごくあります。
『強気』とはほんとにそういった、「絶対負けない」という気持ちがこもっているかどうかです。
速い球だけしか選択肢にない時は、意外と『強気』と思うかもしれませんが、それは、焦っていることが多いです。
どうやったら、この試合に勝てるか、この1点を取れるか、そして、その選択を迷わない。
その決断力、それが『強気』です。
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