画像はイメージ像です。
速いボールがくると、小中学生などでは、なかなか打ち返せない選手が多くいます。
それは身体がまだ出来ておらず、力が足りないからと思われたりするかもしれません。
たしかに、力があると返せるボールもありますが、力よりも返すのに必要なものがあります。
速いボールほど力がいらない
遅いボールを打ち返すのには、力はいらない。
速いボールを打ち返すのには、力がいる。
そう思っていませんか?
むしろ、速いボールの方が、場合によっては力はいらないのです。
昔のラケットならば、反発力も少なく、ラケット自体もブレやすく、今ほどの性能がないので、力が必要だったかも知れません。
しかし、今の時代のラケットは、とても進化しています。
その為、速いボールは、ラケットに当たるだけで、反発力で返っていきます。
ミックスダブルスなどでは、男性が女性へスピードボールを打ち込みますが、スピードボールがきても、女性でも返しています。
それは、力が必ず強くないと返せないという、訳ではないことを証明しているのです。
身体の前で打つ
男性は女性よりも力が強い選手が多いです。
しかし、そのせいで、男性の方が女性よりも劣っていることがあります。
それは、打点を前でとらえる力です。
男性は、筋力が強いです。
その為、ある程度差し込まれても、そこから力で押し返すことができます。
しかし、女性はそんな力はありません。
なので、女性は自然とボールを身体の前でとらえる能力が高い選手が、多くいます。
力がなくとも、打点を前でボールをとらえると、現代のラケットでは、打ち返すことができるのです。
力で返そうとすると、ミスが起きやすい
力で返そうとすると、ミスが起きやすくなります。
その理由には、いくつかあります。
スイングが大きくなる為に、面の安定性が落ちる。
リストが固定されやすく、ドライブがかかりにくい。
力が入り、身体が回転しない。
身体の開きが早くなる。
力任せで打つと、こういったことが起きてしまいます。
速いボールがきたら、焦らず、力を抜いて打点を意識することで、返せるようになるでしょう。
コメント