ソフトテニスは硬式テニスよりボールが軽いため、風の影響を受けやすいです。
そのため、いつもと同じように打つと入らないと、不安に思ってしまい、大事にうとうとすると、ネットやバックアウトしてしまいます。
風とソフトテニスの仕組みを理解することで、風がある時でも、不安が少なく打てるようになるでしょう。
風下の場合

風下というのは、相手のボールが風にのって、とても速く感じます。
なので、いつものような準備の場合、相手の球か風のってくるので、振り遅れてしまいます。
そして、こちらから打つボールは失速するため、速い球を打っても、なかなか攻めれません。
しかし、風のおかげで、相手からの短いボールを意識しなくて良いので、強く打つ、スイングスピードを上げて振るというよりも、打点と体重移動を意識して、コンパクトに体の前でボールを捉える意識で打つと、振り遅れてネットすることも少なくなり、ミスが減るでしょう。
そして、ロブは強く打っても風で戻ってくるので、前衛に取られにくいので、上手く使うといいですし、レシーブやストロークでは、ショートボールを使うのもいいでしょう。
風上の場合

風上というのは、相手の球が遅くなり、こちらの球は速く、そして飛びます。
そのため、飛びすぎてバックアウトするのが怖くなります。
特にチャンスボールなどは、飛びすぎてしまうからと思い、入れにいき、その入れにいったボールがふいてしまい、バックアウトなんてことも多いと思います。
それは、チャンスボールや遅い球などは、ボールの伸びが普段よりも少なく、ボールがさしこんできません。
なので、普段よりも前すぎた所でスイングしてしまい、ラケット面が薄くなった状態でとらえるため、ドライブのかかりすぎで、ボールがふいてしまうことになります。
なので、チャンスボールや遅い球などは、その分自分からいつもより踏み込んだり、前で打つ感覚をもって振り抜く事で、力まずスイングしてあげることが大事です。
そうすると、ラケット面はしっかりとボールをとらえ、コントロールしやすいので、ミスが減るでしょう。
ロブは風にのってバックアウトする可能性が多くなるので、難しいと思います。
そのため、相手前衛は、ボレーばかり意識して、ネットにしっかりと詰めると思いますので、ロブはそんなに高くあげなくても、普段よりも低い所でも通る可能性はあります。
相手のボールが遅い分、早く打点に入り、相手前衛を牽制して打つことが大事です。
後衛に返しても、普段よりもコートに入れば攻撃的な球になるので、速い球を打つよりも、コートにしっかりと入れる事を意識することです。
横風の場合

横風はこちらからみて、左から右にかけて吹く場合、正クロスに強く打っても、サイドアウトになることは少なくなります。
そして、相手の球は風に乗ってサイドアウトしやすくもなります。
クロス、逆クロスの場合は、風によって押されたりして角度をつけやすくなること、逆に風によって流されてアウトしてしまうことを覚えておくことです。
ストレートの場合は、風に乗ってストレートなのに、外に逃げていく、逆に内側に入っていく、という軌道になる場合があるので、そこを意識して打つことで、攻め方をつくれます。
風上風下のように、球のスピード差は出にくいですが、球が横に動くので、しっかりと頭の中に入れて、軌道を予測することです。
中ロブなど、上手く風を使えばエースもとれます。
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